月別アーカイブ: 2014年12月

「雪のひとひら」ポール・ギャリコ著 読了

最近のブログの閲覧数をちょっと気にしてみると、くだらない内容のほうが圧倒的に読まれている(笑) まあ、それは別にどうでもいいことなのだけれど、あまり書評は人気がないようなので最近は書いてなかった。けれど、やっぱり良書は紹介したくなるものなので久しぶりに書評というか、素敵な本の紹介です。

先日、スキーの初滑りに行ってきたのだが、やはり雪景色というのは春や夏とは異なり、自分にとっては特別なもののように感じた。吸い込む空気は澄んでいて、とても冷たく身が引き締まるとはこのことだと感じた。

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そんな雪景色に誘われるように手に取った本がこの「雪のひとひら」だった。 「雪のひとひら」を、固い言葉でいうと擬人化し、女性としての「雪のひとひら」の生涯を綴っていく物語なのだが、自然の姿に託されたその生涯の道のりはとても優しく美しい。

雪として生まれ、時に雪だるまの一部となり、時に川になる。その旅のなかで伴侶となる「雨のしずく」と出会い、新たな命の誕生。安らかな日々、苦難の時、迷い考える時、そんな様々な道のりを経て、最後の瞬間に雪のひとひらはその生の意味を悟る。

生きる場面には山があり、村があり、谿があり、川があり、湖があり、そして海がある。その旅の最後に「雪のひとひら」が思うことはとても優しい。その優しさに触れてみてはいかがでしょう。

自然の姿に託された、一人の女の一生の物語。
これは多くの女性にお薦めしたい本です。
生き方を考えるきっかけや言葉達が、この本にはちりばめられているような気がします。ゆっくりと染み渡る言葉たちに触れていくと、読み終わったときに少しだけ自分が変わるかもしれません。

雪が降る空をみあげればきっとこの小説を思い出すだろう。
そして「雪のひとひら」を今までよりもいとおしく思える自分に気づきます。

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晴れときどき、スマホ

みなさんこんばんは。お暇な方の夜のお供「常酔亭日乗」です。

みなさんは天気予報を毎日欠かさず見ていますか?出かける前に「今日の気温は何度かな?」「傘は持って行ったほうがよさそうかな?」天気予報で一日の行動、服装を決めるかたも多いのではないでしょうか?かくゆう私も天気予報は好きで、出かける前は欠かさず見ています。冬は雪の降雪量が気になるし、今では春に桜前線の様子も教えてくれる天気予報。まあ、今ではいつでもスマホで調べられるので、予報なんてTVでまめにチェックする人は減ってきているのかもしれません。

しかし、予報は予報。予め報じているだけなのでやっぱり外れることもあります。天気予報を100%当てることはこの先の人類には不可能だと私は思います。きっと気象庁の方の慰労会は毎年雨です。

それはさておき本題です。この世の中、天気予報では絶対当てることができないものが降ってくることもありますので、皆様には是非気を付けていただきたい。
そう、今日は「晴れ時々スマホ」でした。

早番の通勤はラッシュの後半の時間です。空いてはいるのですが、なかなか座ることは出来ません。しかし今日はたまたま座ることができたので、いつものごとく、音楽を聴きながら小説を集中して読んでおりました。乗車して10分位した時に、突如私の頭に「ゴン!!!」という衝撃!!何かの角が当たった音ですね。最初、なにが起こったのか皆目見当がつかなかったのです。自分の両サイドの乗客が踏ん反りかえって、座っていたので、わたくしはけなげに、背中を凭れさせず、座席の前のほうにお尻を半分だけひっかけるような体制で姿勢よく直角三角形のように背筋を伸ばして座っておりました(なんとなくわかります??)。本を読むため頷くように下を向きつつ。

 

その体制で突如後頭部に「ゴン!!」という衝撃。

「ん??」

 

最初、誰かに殴られたかと思いました。違います。スマホが降ってきたのです!小生の後頭部にスマホの角が直撃!山登ったりしていると落石や雪崩に対する警戒心が強いので自然と危険を察することも多いのですが、電車の中ではヘルメットも被っていませんし、落石はないので上はあまり意識しておりません。でもみなさん注意してください!
このご時世、なんとスマホが降ってきます!!

まあ、目の前に立っていた若いビジネスマンが手からスマホを滑らせて落としただけなのだけれど、その落下して加速したスマホの角が頭に直撃すると結構痛いのです。できれば山で石が落ちた時同様に「ラク!!」って叫んで欲しかった。

直撃したスマホは僕の背中側に回ってしまったらしく、落石ならず、落スマホをした兄ちゃんは「すみません、すみません、すみません!!」っと3×2回くらい連呼しながら、なんとか僕の背中付近にあるスマホをとろうとしていました。手を僕の背中方面に伸ばしながら。男に「壁ドン」されている感じとはこんなかんじでしょうか。

 

せまりくる若いビジネスマン。

「兄ちゃん、近いよ!!」怖がる私。

さらに!となりのおじさんが僕のお尻付近に手を伸ばしてきた!

ますます怖い!

僕の頭に直撃し、僕の背中方面におちたスマホ。隣のおじさんはそれを手に取り、兄ちゃんに渡す。状況を把握しきれない私は終始きょろきょろ。スマホを再度手にした兄ちゃんは、次の駅で申し訳なさそうにそそくさと下車していきました。

 

時代が時代。このご時世、スマホが空から降ってきます。さすがにこれは気象庁の天気予報にもありませんでした。おそらく降スマホ確率は
0.0000000001%くらいだとは思いますが、日常にその確率は潜んでいます。皆様もお気をつけください。ヒドイときはスマホ注意報です。
昔「晴れ時々ブタ」というブタが空からふってくるシュールな絵本がありましたが、今では「はれときどきスマホ」がリアルです。角がとがっているスマホは非常に危険です。

「明日は西高東低の気圧配置。ところにより、一時スマホが降るでしょう」

それではみなさん、おやすみなさい。。。

「答えは雪に聞け。」

かっこいいコピーですね。そう!今シーズンのJR SKI SKIの広告のキャッチコピーがこれだそうです。

昨年は「全部雪のせいだ。(川口春奈)」おととしは「青春は純白だ。(本田翼)」の名コピーで毎年雪山を彩ってくれるJRの広告。
今年は「答えは雪に聞け。」で決定だそうです。ポスターに登用の女性はだれになるかはまだ公表されておらず、目のアップのみの公開というなんとも憎い演出です。みなさんの予想はだれですか?能年玲奈?違うか?じぇじぇじぇ。

↓JRの広告は下記リンク参照。
http://news.line.me/issue/entertainment/a2c5d9e2a270

それはいいとして、いやー。毎年、このJRのコピーは使わせていただいております。去年はことあるごとに「全部雪のせいだ!」って叫んでましたからね。今シーズンもいろいろとめんどくさい質問される場面があったら「答えは雪に聞け。」と一言ぶっ放そうかと思います。

「恋愛とか最近どうなのよ?」
「答えは雪に聞け。」 

「頼んでたあれ、どうなった?」
「答えは雪に聞け。」 

「まわりが結婚してるけど、、お前、結婚は?」
「答えは雪に聞け。」

「さいきんどうよ?」
「答えは雪に聞け。」

「選挙戦、どうなると思う?」
「答えは雪に聞け。」

みなさんも今シーズンの冬も是非都合よく使いましょう。

さて、明日の夜、リアルに雪山に向かいます!いよいよ、いよいよいよいよ!
待ちに待った初滑りです!!積雪、ゲレンデの状態どうよ?

「答えは雪に聞け。」
おあとがよろしいようで。うひょーー楽しみ!!

転職して1年

時が経つのは早いもので、もう2014年の終わりが近づいてきた。昨日の12月1日でちょうど転職してから一年が経つ。

今日一日、部屋の整理やら、山道具の整理やらをしていてつくづく思った。

「転職してよかった」と。

いま、僕の部屋はとても雑然としている(汚いわけではない)。一年前は整然とスーツとワイシャツが並んでいたところには、GORE―TEXやらWIND-STOPPERやらのジャケットが雑然とかかっている。

本棚からは「決算書の読み方」「会計」「簿記」「経済学」「経理マン」といった単語が消え、「登山」「スキー」「バックカントリー」「運動生理学」「山岳」「自然」というキーワードがやたらと目につく。

決して、ビジネスの世界や前職の自分を否定しているわけではない。
言いたいことは「自分の生き方が変わった」ということである。持ち物、大事にする価値観、食、時間の使い方。ありとあらゆることがシンプルになり、自分がワクワクしている時間が増え、ストレスは皆無だ。
確かに経理マンとして働いていたころも充実はしていた。勉強することはいくらでもあったし、時間の経過と締切りがせめぎあう緊張の日々の中にいることも、また自分らしいと思っていた。ただ、職を変えたことにより、自分の時間といえる時間が一日のなかで増え、休日も仕事の日も自分の考えや意識が断絶せずに日々よどみなく流れているということを強く感じるようになった。

一年というのは大きな一つの節目であるけれど、よどみなく流れる日々のなかではあまり大きな意味はない。一年、一年と刻々と時間は流れていくけれど、それをどう使うかを考えることが生き方を考えることなのかもしれません。

今の自分は、まだまだやってみたいこと挑戦したいことが沢山ある。でも、それは365日かけてもいいと思えるくらい自分にあっている。そう思えることはとてもとても幸せなことだと思う。

そんな些細だけど大きな幸せに感謝して、有効に時間を使っていきたいものです。

もうすぐ2015年。残りの一か月も突っ走って、2014年を満足の笑顔で締めたいものですね。

それではみなさま、おやすみなさい。

ただ雪を待つ

今日から12月なのだが、都心も山も、雨のスタートだった。明日、休みである僕は本来ゲレンデに向かう予定であったけれど、どこのゲレンデもコンディションが万全ではなく、板も痛みそうだし滑走距離も短くて消化不良になりそうなので、残念だけれど初滑りは延期することとした。今週の寒波と積雪に期待したい。明日はワックスでもかけようか。

最近は、ただただ降雪を期待して天気予報を噛り付くように見ている。しかし、あせってもどうすることも出来ない。

登山において晴れの天気を期待することは当然なのだけれど、ことスキーになると逆に降雪を期待するのだから勝手なものだ。山が好きな人、スキーやスノボが好きな人たちはこの時期異常に天気と寒波に敏感である。

人間というのは傲慢なもので、時に自分の都合のいいように天気や山に過度な期待をする。

けれど人間の意志や思い入れには一切無頓着に、山はただ厳然としてそこにあるだけである。たまに山に籠っていると謙虚にそう思えるのだけれど、街にいるとそういうことを忘れて自分の都合で山とむきあってしまう。
傲慢さを反省し、ひたすら謙虚に。
おとなしく、今の雪不足もおおらかに受け入れよう。
あせらなくとも必ず季節が廻り、雪は降る。

そんな当たり前のことに思いを寄せた、寒い夜です。