君住む街



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僕は、子供時代を転勤族として「根」を転々として生きてきたので、住むところに今のところ頓着はない。けれど、もう10年以上も神奈川に住んでいるので流石に神奈川県民なのかなあと思う時がある。いつの頃からか東横線や横須賀線で多摩川を渡ると「ああ、帰ってきた」と思うようになったのだ。自分の今住む街の人の中にも、何となく知っている顔の方もいたりするので(本屋の店員さんとか写真屋さんとかはもう顔なじみ)やっぱり愛着が出てきて今はあまりほかの街に住む自分を想像できなくなってきた。まあ、10年以上といっても実際は茨城のほうに6〰7年もいたので実際はそんなに長いこと住んでいるわけではないのだけれどやっぱりこの街がホームなのだろう。

とはいっても意外と地元の街の飲み屋とかは最近になるまでよく知らなかった。近隣の駅の飲み屋のほうが詳しかったりする。地元の街ですらよく知らないのだから降りたことがない駅の街に行って飲んだりするとわくわくする。やっぱり街にはそれぞれその町の歴史や雰囲気というものがあって、そういう空気感の違いを感じるときはすこし緊張感もあったりして、飲んでいても酔わなかったりする。どうしても人というものは慣れてくると、居心地のいい自分の知っている店や気に入った街ばかり使うようになって新しい店を開拓しようという気持ちは少なくなってきてしまう。それって実はとてももったいないような気がした今日この頃である。

というのも、先日某先輩とお会いするために阿佐ヶ谷に初上陸し、かなりディープなお店に連れて行っていただいたおかげで、呑兵衛の血が久し振りに騒いだのだ。たまには知らない街のしらない店に突撃するのも楽しいものである。違う環境に行けば違う出会いもあり、慣れ親しんだ空気とは異なる空気感に触れることができる。チェーン店ではない地元に根付いた店からはその街の歴史とか空気がよく読み取れる。光の加減や歩く人々。電車の混み具合や乗っている人々。当然自分の住む街とはすべてが異なるわけで、その違いが街の空気を形作る。そしてそれが自分に合っているというのも直観的に感じることもあるし、違和感を感じることもある。

駅の数だけ街があり、そこには人の生活がある。よく住みたい街ランキングとか雑誌でやっているけれど、自分に合う合わないというのは必ずあるわけで、結局は「住めばみやこ」のような気がする。ランキングなんてナンセンスだと思うのは僕だけではないはずだ。

みなさんは住みたい街がありますか?今住む街を愛していますか?気に入った街に住めるということは実はとても幸福なことだと思います。いつか僕もこの街を出る日もくるかと思うけれど、それでも愛してやまないこの街での生活をその日がくるまでいとおしく楽しんで日々を過ごしたいものである。


君住む街」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。今年の4月に福岡から熊本に引っ越してきたんだけど、最近になってようやく行きつけの居酒屋さんができました。初めての店に入るときって、わくわくする反面、常連さんに受け入れられるか不安もあるよね。

    1. なかにわ へえ!熊本に引っ越したんだ!?知らなかった。その知らない街での常連さんの持つ独特な空気になじむことはいちげんさんにはなかなか難しいけれど、そこで出会いも生まれたりするから面白いよね。東京来る機会があったら必ず連絡ください。飲みに行こう!!

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