「ノモンハンの夏」半藤一利著 文春文庫読了(常酔亭日乗2011年12月15日)


先日、太平洋戦争開戦から70年が経過しましたが、本書はその泥沼の戦争に入る前に起きた、満蒙の国境線を巡る悲劇「ノモンハン事件」について著者が詳細に取材し明確に記したノンフィクション。
まあ、政治的な発言はブログ上では微妙なところですが読後感を少し。

 結局当時の失敗は、大本営参謀本部作戦課と、関東軍作戦課(中央と現場)の一部のエリート集団のコミュニケーション不足と情報不足、そして戦闘においての過度な精神主義が招いたものだとよくわかる。

この事件後、日本の大本営は同じ失敗を終戦までひたすら繰り返していくのだが、こういう痛ましい過去を知ると、原発問題に代表されるように現代も形は違えど、同じ失敗を繰り返しているのでは?と感じてしまう。

戦争でも原発でも、大事なことを何も知らず、知らされず、犠牲になるのは一体誰なのか?物事の大事なことは意外とシンプルなはずだと歴史が証明していると思うし、歴史から学ぶべきだと思う。。


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